出産後に夫がやることって何があるの?
・手続きってよく分からないことが多そうだな…。
・妻のサポートって何をしたらいいんだろう…。
手続き編
赤ちゃんの誕生後、慌ただしい中での手続きは大変ですが、パパがしっかりと手続きを行うことで、産後のママも安心できるでしょう。
役所に行くと、手続きリストをもらえることもあります。
各自治体によって手続き内容や必要書類に違いがあります。自分の自治体のホームページなどで必ず確認しておきましょう。
出生届
出生届は、出産日を含めて14日以内に提出しなければなりません。
届出先は、子の出生地・本籍地又は届出人の所在地の市役所,区役所又は町村役場となっています。
健康保険
赤ちゃんの健康保険加入手続きは、親の職業によって変わります。
父母で年収が高い方に加入した方が手厚い保険給付を受けられます。
会社員・公務員の場合
加入方法:勤務先の健康保険に加入。その際、扶養者移動届を提出する。
期限:出生日から5日以内に申請。
自営業の場合
加入方法:国民健康保険に加入。出生届提出後、住民登録を行い、役所で手続きする。
期限:出生日を含めて14日以内に申請。
児童手当
児童手当の届出は、出産の翌日から15日以内にしなければなりません。
【申請先】
- 居住地の市町村役場。(児童手当を受け取る方が公務員の場合、勤務先に問い合わせる。)
【必要書類例】(自治体によって違うので要確認。)
- 認定請求書(その場でもらえます)
- 請求者の健康保険証の写し
- 請求者の口座情報(預金通帳の写しなど)
- 印鑑
- 請求者と配偶者のマイナンバー確認書類
- 窓口に行く人の本人確認書類
手続きが遅れると支給が停止されることもあるから注意!
出産育児一時金
出産育児一時金とは、1児につき50万円支給される制度です。(産科医療補償制度に未加入の医療機関での出産や、妊娠22週未満の出産では、488,000円支給。)
直接支払制度を利用した場合
直接支払制度を利用しない場合
乳幼児医療費助成制度
乳幼児医療費助成制度とは、子育て世帯の医療費負担(病院での診療や薬代)を軽減するために各自治体が行っている助成制度です。
対象年齢や助成内容は自治体によって異なります。
乳幼児の医療費の自己負担額の一部、または全部を自治体が助成してくれます。
【申請先】
- 居住地市町村の担当窓口。(市役所、市民センターなど)
オンライン申請が可能な場合もある。
【必要書類例】(自治体によって違うので要確認。)
- 申請書(自治体の窓口またはウェブサイトから入手可能)
- 乳幼児の健康保険証
- 保護者の身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- 印鑑
- 通帳
- 所得を証明する書類(必要な場合)
妻の会社への報告と各種手続き
出産後、夫妻のそれぞれの職場への報告が必要ですが、妻の出産直後の状態によっては、夫が代わりに報告することも考えられます。
また、その際に、会社に提出する必要がある書類(例えば出産証明書など)を確認しておくと安心です。
産後の女性はあまり動かない方がいいとされているため、提出期限が近いものであれば、夫が代わりに提出するといいでしょう。
サポート編
1人目出産後、何もしない夫にずっとイライラしていました。
私が家にいるからということで家事も育児も全てやるのが当たり前のようで…。
今はまだやってくれるようになりましたが、当時は何度もケンカになりました…。
産後、体がボロボロだったのはもちろんですが、ホルモンの影響で精神的にもすごく辛い時期でした。
そんな時に、夫が家事も育児も積極的にサポートしてくれました。
仕事で疲れていたはずなのに、本当にありがたかったです。
しんどかったあの時期に寄り添ってくれたことは一生忘れないと思います。
産後、妻は慣れない育児やホルモンの影響で、心身ともに不安定になりやすいです。
そんな妻に戸惑うこともあるかと思いますが、上の2人の話にもあるように、この時期の夫の言動はその後の夫婦関係に関わってきます。
後から後悔しないように、できるサポートはしていきましょう。
産後の心やホルモンについて、子どもの夜泣き、イヤイヤ期などについて分かりやすく書いてあります。妻の心の状態を知りたければぜひ↓
家事のサポート
出産後、妻は体力が大きく消耗しているため、家事全般を夫が率先して引き受けることが重要です。
食事の準備
出産直後の妻には、栄養のある食事が必要です。(母乳育児をしている場合は、赤ちゃんのためにも。)
簡単な料理でも良いので、栄養バランスを考えた食事を準備しましょう。
また、作り置きのデリバリーもあります。忙しいパパにとって、ご飯を炊いて出来ているおかずをよそうだけで夕食が完成するのは、嬉しいですね。
掃除や洗濯
日常の掃除や洗濯も夫が担当しましょう。
清潔な環境を維持すると、赤ちゃんの健康を守ることにもつながります。
細かな片付けや掃除機掛けなど、普段以上に気を配ることが大切です。
買い物
日用品や食材の買い物も夫が積極的に行いましょう。
赤ちゃん用品も必要になるため、リストを作って漏れがないように買い物をするのがポイントです。
育児のサポート
育児は夫婦で協力して行うべきものです。
特に、出産後すぐの時期は夫の協力が大きな支えになります。
おむつ替え・授乳ミルク・お世話のサポート
おむつ替えは、夫が積極的に行える育児の一つです。
また、妻が授乳をしている間に必要なものを準備したり、ミルクを作ったりすることもできます。
時間がある時は抱っこしてお世話をするのも、妻にとっては心強いでしょう。
赤ちゃんの入浴
赤ちゃんをお風呂に入れるのは慣れるまで大変ですが、夫が入浴を担当することで妻の負担を減らすことができます。
最初はみんな怖いものです。少しずつ慣れていきましょう。
夜中の対応
赤ちゃんは夜中にも頻繁に起きます。
夫と夜中の対応を分担することで、妻が少しでも休める時間を確保することができます。
妻の心のケア
出産後、ホルモンバランスの変化や育児の疲れから、妻は情緒不安定になりがちです。
夫として、妻の心のケアも大切にしましょう。
優しい言葉をかける
出産後の妻は、体力的にも精神的にも疲れています。
感謝の気持ちを伝えたり、励ましの言葉をかけたりすることで、妻の気持ちを軽くすることができます。
話を聞く時間を作る
日中、何も話せない赤ちゃんと2人きりでいる妻にとって、夫は唯一の話し相手です。
妻が感じている不安や悩みをしっかりと聞く時間を作りましょう。
話を聞くだけでも、妻は心が軽くなることがあります。
育児の不安や疲れに共感し、共に解決策を考える姿勢が大切です。
リフレッシュの時間を提供する
妻が一人の時間を持つことも大切です。
赤ちゃんを見ている間に、妻が短時間でもリフレッシュできるような時間を作ってあげましょう。
散歩に出かけたり、好きな本を読んだりする時間を与えることで、妻の心の健康を保つ助けになります。
まとめ
出産後の妻をサポートするためには、家事や育児を積極的に行い、心のケアにも努めることが重要です。
夫のサポートによって、妻は安心して体を休めることができ、赤ちゃんとの新しい生活を楽しむ余裕が生まれます。
夫婦で協力し合い、家族全員が安心して過ごせる環境を整えましょう。
小さなサポートの積み重ねが、妻にとって大きな支えとなります。
これからの育児生活を二人三脚で乗り越えていくために、夫としてできることを一つひとつ実行していきましょう。