
そんな疑問を解決します!
今回は、実際に1LDKアパートで2人育児に奮闘中のママ、Aさんに聞いてみました。
〜Aさんのプロフィール〜
- ヤンチャな4歳とイタズラ好きな1歳の女の子を育てるママ。
- フルタイム勤務。(残業もあり)
- 1LDKアパートの2階に住んでいる。(LDK11畳・1部屋6畳+ウォークインクローゼット)
- 実家は3LDKのマンション。実家にいる時は「いつか広い一軒家に住みたい!」という希望を持っていたが、ここ数年で狭い家のメリットに魅了される。
- 考えたり、工夫したりすることが大好き。「今を最大限に楽しむためにどうするか」を常に考えている。

一人目を妊娠した時には、狭いアパートで子育てできるのか不安に思っていました…。
最初は不安を感じていたAさんですが、今はレイアウトや家具選びの工夫をされながら、1LDKアパートで楽しく子育てされています。
家が狭くても、工夫次第で楽しく子育てできます♪
皆さんもAさんの実践を参考にしてみてください!
【狭い家での子育て】心配だったこと&乗り越え方
限られた空間、アパートでの子育ては心配なこともたくさんありますよね。
〜Aさんが出産前に心配だったこと〜
ここではAさんがどのように乗り越えていったのかを見ていきましょう。
隣人・下の階の人への騒音問題
集合住宅で暮らしていると、気になってしまう騒音問題。

特に子どもが生まれると、夜泣きや足音、笑い声、泣き声など子どもならではの音や声が騒音につながってしまいますよね。
騒音問題は避けられないと思ったAさんは、出産後、両隣と下のご家庭に菓子折りを持って挨拶に行きました。
普段ご近所さんとの交流は全くなかったので、行く前は緊張したそうですが、お相手の反応は、

全然大丈夫ですよ!赤ちゃんは泣くのが仕事ですから!

私は単身赴任で一人なので、大丈夫です!全く気にしないでください!

おめでとうございます!これから大変ですけど頑張ってください。
わざわざご丁寧にありがとうございます。
など、とても温かいものだったそう♪
気持ちが楽になり、騒音には気をつけながらも、安心して子育てすることができたようです。
Aさんは夜泣きや癇癪がひどい時には、次のような対応をして乗り越えていました。
- お隣の部屋に面していない場所であやす。
- 泣いている時に効果があるものを探す。(バランスボール、YouTubeの掃除機音、外に出て環境を変えるなど)
- 車でドライブに行く。
増える子どもの物置き場
赤ちゃんが生まれると、バウンサー、赤ちゃんの洋服、おむつやおもちゃなど、とにかく物が多くなります。
まずは断捨離してスペースを確保することが基本です。
他にもAさんが行った工夫として、以下のものがあります。
トラベルシステムを使う
トラベルシステムとは、赤ちゃんを寝かせたままバウンサーやベビーカー、チャイルドシートに早変わりできるシステムのことを言います。
寝ている赤ちゃんを移動の度に起こさなくていいので、育児がグンと楽になります。
また、コンパクトなので家でバウンサーとして使っても邪魔になりません。
高さがあるタンスを使う
高さがあるタンスに変えると限られたスペースでも収納力がアップします。
特にニトリはタンスの種類が豊富で組み合わせを変えることもできるので、おすすめです。
ベビー用品はレンタルする
ベビー用品は期間限定のものが多いです。
特に収納に困るのがベビーベッド。
レンタルすると、使わなくなったベビー用品の収納に困ることはなさそう!
2人目、3人目を考えている方は、購入した方が安上がりなこともあるので、悩みどころですね。

一人目の時は、ベビーベッドは使いませんでしたが、二人目の時は上の子の寝相が悪くて心配で…。
折りたたみ式のベビーベッドを買いました!
おもちゃはサブスクを利用する

とにかく増えるのが子どものおもちゃ類。
こちらも期間限定のものが多い。
お家におもちゃ置き場が少ない場合、おもちゃのサブスクが便利です。
公園、施設を有効活用する
家が狭いと、室内遊具(ジャングルジムやすべり台、トランポリンなど)を置くことができません。
Aさんは、お子さんが体を思いっきり動かして遊びたい時、公園や遊び場がある施設に行っているそうです。
公園や遊び場の遊具だと、安全面でも安心できますね。
病気になった時の隔離
部屋数が少ないと、病気になった時の隔離が難しいですよね。
Aさん家では、寝室とリビングで隔離していたそうですが…。

娘は泣きながら私のところに来たがり、それを無理矢理止めようとする夫。
みんなのストレスになってしまいました。
それからはマスク・手洗い・うがいなどの対策以外は特にしていないそう。
子どもが小さいと、部屋の大きさに関係なく、隔離するのは難しいのかもしれませんね。
プライベートスペースの確保
1LDKのAさん家の1部屋は寝室。
「自分の部屋」はありません。
仕事をしたり、作業をしたりする時は、リビングのテーブルや寝室のデスクでしているそうですが、お子さんが邪魔しにきます…。笑
考えたAさんは、自分でプライベートスペース&プライベート時間を生み出すことにしたそうです。

子どもを夫にお願いして、カフェに行ったり、温泉に行ったり、図書館に行ったり、一人になれる時間を作っています!
または、どこかに遊びに出掛けてもらって家でゆっくりさせてもらうこともあります。
旦那さんが一人になれる時間も同じくらい作ることで、お互いストレスがかかりすぎないように、工夫されています♪
【狭い家での子育て】レイアウトの工夫

狭い家で子どもたちと生活していくには、家具を厳選したり、レイアウトを工夫していったりするしかないんですよね。
私は満足度を下げず、快適に生活できるような工夫を考えました。
Aさんのリビング・ダイニング
それでは、Aさん家のリビング・ダイニングを見ていきましょう。
⚠︎間取り図にはソファチェアが4つありますが、Aさん家では「ソファチェア×2・子ども用椅子×2」です。

1.ソファチェア

以前はソファがあったそうなのですが、家が狭くなるという理由で撤去されたそう。
ただ、ソファがないと座ってゆっくりしたい時に困る…。
そこで、見つけたのが、無印の「リビングでもダイニングでも使えるソファチェア」。
ダイニング用にテーブルとセットで購入されました。
座り心地が最高だそうです♪

ダイニングチェアにソファの役割も持たせるなんて、ナイスアイデアですね!
注意点としては、テーブルが低いこと。
部屋が広く感じられる良さはありますが、子ども用の椅子を購入するときは、座面の高さが調節できるものにする必要があります。

離乳食で使う椅子は、すぐ汚れそうだし、手頃な価格のものを選びました。
2人目のお子さんが生まれ、2つ目の椅子が必要になったAさん家。
2つ目の椅子は、今後も長く使うことを考え、以下の条件のものを探しました。
- 高さ調節できるもの
- 姿勢が良くなるもの
- 将来リビングで学習する時も使えるもの
- 大人が座っても大丈夫なもの(お客さんが来た時に使えるように)
- お手入れがしやすいもの(汚れても拭きやすいもの)
2.ビーズソファ

Aさんはリビングでゴロゴロする時のため、ビーズソファを導入。
通称、「人をダメにするソファ」です。
ビーズソファは、持ち運びが楽なので、色々な場所でくつろげますね♪
3.子どもの遊び用デスク

座っておやつを食べたり、テレビを見たり、おままごとやお絵描きをしたり、そんな時に必要なのが、子ども用の机と椅子です。
色々な商品が出回っていますが、Aさんは
- 長く使える
- 色々な使い方ができる
というところに魅力を感じ、「コロコロチェア&デスク」を購入。
椅子になったり、ベンチになったり、机になったり、棚になったり、色々な使い方ができます。
値段が高いだけあって、中古品も結構出回ってるようです。(中古品も結構高いのね…。)
Instagramなどでも話題のコロコロチェア&デスク。
値段はネックですが、スペースが限られているお家にはもってこいの商品ですね!
4.スタッキングシェルフ


「狭い家でもインテリアにはこだわりたい!住んでいて心地いい空間にしたい!」と思っていたんですけど、何せセンスがなくて…。
Aさんは、家具を新調する前、本やSNSなどで参考になりそうなインテリアをたくさん探しました。
そして気がついたのが、おしゃれな家でよく使われていたのが無印の家具だったこと。
シンプルで飽きがこないデザイン、後から段を追加したりアレンジも可能な点から、Aさんも無印のスタッキングシェルフを採用することに。
収納グッズも豊富なので自分好みの棚にできちゃいます。
Aさんの寝室
次はAさん家のもう一つの部屋、寝室です。
布団は敷きっぱなしの日もあれば、畳んでいることもあるそう。

1.布団
Aさんは、使わないときは畳める布団派。
睡眠の質を高めるため、布団屋さんで比較し、西川のAirマットレスを購入したそうです。
毎日の睡眠の質がグッと上がり、疲れが取れるようになったとか。

ベビー布団は西松屋ですが。笑
子どもがある程度大きくなったらいいものを買ってあげようと思っています。
2.背の高いチェスト

増えていく子ども服を想定し、背の高いチェストを購入。
ハイチェストの種類が豊富だったニトリから選んだようです。
背の高い家具で重要なのは、地震対策。
Aさんは震度7にも対応可能という、転倒防止器具「不動王」で対策をしています。

取り付けは簡単なのに、口コミを見ると効果が高いらしい!!
Aさんのその他工夫
リビング・ダイニングや寝室以外にも、Aさん家には工夫が詰まっています。
つっぱり壁面収納

外で着るコートや一回着たけど洗濯はしない洋服などをかけるスペースがほしかったということで、廊下に壁面収納を作ったAさん。
突っ張り壁面収納を多く取り扱ってるニトリから選んだそう。
「洋服をかけたい。」
「本棚にしたい。」
など、要望に合わせた壁面収納、見つけてみてください。
洗濯機周り収納
Aさんは洗面所のスペースも無駄にしません。
ラックを置いて洗濯機の上にも収納、すき間ストッカーを使って洗濯機の横にも収納を作っています。
洗面所収納も、かゆいところに手が届く商品がたくさん売られています♪
壁に付けられる家具
Aさんは空間を上手く使うことができる「無印の壁に付けられる家具」を重宝されています。
傘かけ(長押)

Aさん家では傘立ては邪魔になるので、長押をつけてかける方式を採用。
空いているところには印鑑や鍵を置いています。
玄関がスッキリしますね。
保育園の準備グッズ入れ

長押&無印の横ブレしにくいフックの組み合わせで壁面収納に。
親が用意する保育園の準備グッズが入りカバンをかけているよう。
子どもの背が届かないところにかけられて、イタズラされずに済み、一石二鳥!
インテリア&ティッシュ置き場

長押&無印の横ブレしにくいフックにティッシュをかけたり、インテリア置き場にしたり♪
色々な楽しみ方がありますね!
保育園カバン掛け

子どもの手が届く位置に3連ハンガーをつけて、保育園のカバンをかけています。
子どもが自分でかけたり取ったりするので、3連ハンガー付きにしました。
タオル掛け

壁に付けられるフックを利用してタオル掛けに。
お子さんのタオルは手の届く位置につけているそうです。

Aさんのレイアウト・家具選択の工夫は素晴らしいものでした…!!
参考にできることがたくさんありそうですね。
【狭い家での子育て】メリット
日々、色々な工夫をされているAさんが考える「狭い家での子育てメリット」を聞いてみました。
節約になる
狭い家の最大のメリットは、家賃が安いこと!
月々家賃は大きいので、できるだけ長く狭い家で住み続けたいと思っています。
他にも、「物を置く場所がない→買わない→節約になる」という感じで、節約サイクルができるのも大きいです。
赤ちゃんも常に見える位置にいるので、「見守りカメラ」なんかの必要ないです。
広い家には必要だけど、狭い家には必要ないもの、他にも結構ある気がしてます。

Aさんは、浮いたお金で便利家電なんかを購入されているようです♪
掃除が楽になる
こちらも大きなメリットだと思いますが、掃除が楽です。
部屋が少ないし、狭いので掃除する場所が少ない。笑
その分、すぐに散らかってしまいますが!1日の終わりに子どもと一緒にお片付けするようにしています。
翌朝スッキリするし、途中散らかっても「どうせ片付くし」と思ってストレスが減りました。
創意工夫する力がつく
我が家はスペースの問題や教育方針で、おもちゃをあまり買いません。
子ども達はあるもので工夫して遊んでいます。
子どもが「これが欲しい!」って言ったら、「じゃあ作ってみたら?」と言ってます。笑
色々工夫する力がつくのもいいなと思います。
まとめ
Aさんは色々な工夫と知恵で1LDKアパートでの子育てを楽しんでいました。
「狭いからできない」ではなくて、「狭いからこうしよう!」と試行錯誤されている姿が印象的でした。
皆さんもぜひAさんの実践を参考にしてみてください♪